こんにちは。ペン姉さん(@penpenwaker231)です。
アラフィフ主婦がFP資格取得を目指し、FP試験にチャレンジをしていましたが、2022年1月試験で心が折れて、しばらくFP試験から離れようと決めました。
その後、FP試験にも少し出てきた「簿記の知識」に興味を示し、2022年2月からぼちぼちと簿記の勉強を始めました。

4月には簿記検定3級合格を考え、勉強計画を立てて、勉強をしていましたが、予期せぬ事情で受験タイミングを延期していました。
ようやく、受験の目処がつき、2022年6月28日にCBT方式で受験しました。
今は統一試験とネット試験(CBT方式)に分かれていますが、今後は2級・3級はCBT方式に全て切り替わると言われています。
簿記検定にチャレンジするまでの、実際に受験までの道のりと受験した感想などを紹介します。
初めての簿記検定での不合格理由。CBT方式に不慣れだったこと

私は短大卒ですが、履修科目で「簿記論」があったので、2年生の時に履修しました。
指導上手の先生に教えていただけたので、当時の「簿記2級」までは合格できる知識はありました。
ある簿記論の授業での一言で、検定受験を拒否。
簿記論は大好きだけれど、「就職先で経理職はいや!銀行や証券会社もいや!」と今でも自分では理解不能な考えがありました。
ようやく、アラフィフでのFP試験を通じて、簿記検定へと目を向けました。
現在の簿記検定が「統一テスト」と「CBT方式」のどちらか選べるとは知っていました。
CBT方式は随時受験できるし、パソコン相手だから楽だろうと甘くみていました。
そもそもCBT方式って何?指定のテストセンターで受験する新たな受験方式

CBT方式とは、紙ベースでの受験ではなく、CBTテストセンター(一部直接会場申し込み)から申し込みをして、厳重な試験監視のもとで備え付けのパソコンでの受験方式です。
簿記の勉強は必要だけれど「この日に受験したい!」と決めたら、会場の空き状況によって、受験日を設定できるので、気軽ですね。
CBT方式は、申し込みは随時できますが、試験を行わない日を設定しています。申し込み時に必ず日にちを確認してださいね。
2022年度は、
・2022年4月1日(金)~2022年4月13日(水)
・2022年6月6日(月)~2022年6月15日(水)
・2022年11月14日(月)~2022年11月23日(水・祝)
・2023年2月20日(月)~2023年3月1日(水)
が該当日です。
自分のパソコンは持ち込めませんが、簿記検定のCBT方式で持ち込めるのは、
- 身分証明書
- 受付で渡される試験番号とパスワードが書かれたプリント
- 白紙用紙2枚とボールペン
- 電卓(簿記検定で認められているもの)
- ロッカーキー(上記以外のものはロッカーへ預けます)
以上5点です。
試験時間は60分。
試験結果はその場でわかり、合格(3級は70点以上)であれば、帰りに合格証書が渡されます。
不合格の場合は、受付で自分の得点結果が印字された紙を渡されます。
私が受験した会場や受験する座席の様子は?
私が受験したテストセンターは、英検のCBT方式も行なっている会場でした。
受付で検温と身分証明書(私は運転免許書)での本人確認をしてから、CBT方式受験での誓約書に署名。
ロッカーに荷物を預けてから、座席に案内されました。
夏ならですが、汗かきの人は、タオルの持ち込みは認められますが、係の人のチェックが入ります。
車椅子など障害があって、特別な配慮が必要な場合は、申し込み時に申請をすれば対応してくださいます。
予約時間の30分前から受験できまして、私は事務手続きを済ませてから、すぐに予約時間の15分前に着席して受験しました。
キーボードやマウス、電卓の位置などを調整してから、画面上の「試験開始」ボタンを押すと、本試験開始です。
今まで紙ベースで勉強を続けていた人は、絶対にネット模試は必須。慌てふためいて大問2でタイムアップ!
受検番号とパスワードを入力すると、試験に関する注意事項が表示されて、いつでも自分のタイミングで試験開始できます。
私は、いろんな方のブログやYouTubeで、
とは聞いていました。
簿記検定は
- 大問1(仕訳問題15問)
- 大問2(証ひょうなど)
- 大問3(財務諸表作成)
3構成が出題です。
ただし、CBT方式はペーパー試験とは違い、受験者それぞれ問題内容が違いますし、試験終了後に自分に出題された問題や正誤表は一歳渡されません。

私の作戦では、大問1→大問3→大問2で全て埋めるつもりでしたが、大問3で苦手な精算表が出題されて、帳尻が合わない事態!
期末整理事項の仕訳はあっているのに、打ち間違い?!
あー、画面が大きくて、どこがどう間違えてるかわからない!
落ち着いて大問1を解いていたのに、大問3で頭はパニック状態!
残り時間は画面下に表示されるので、残していた大問2を解いても、間に合わず。
そしてタイムアップになり、画面に「不合格」と出ました。
テキストや問題集などにネット試験対応のおまけ付きだけど、ちょっと困ったことあり
簿記検定の勉強で使うテキストや問題集は、人気度があって、さっと読んでみてから取り組みやすいものを購入しました。
このテキストは、問題集とワンセットになっていて、頻繁に出やすい問題がまとめられていて良かったです。
ほとんどの簿記関連テキストや問題集には、ネット対応の模擬問題がついています。
困ったのは、同じ出版社から提供されているネット模擬だと、同じ問題内容が出題されて、パソコンでも見えにくいという弱点があります。
私は、TAC出版の本試験問題集を購入して検定対策はしていました。
もちろんネット対応の模擬テストはついていましたが、
Mac版がなくて、Windows版しかプログラムが提供されていない!
私自身のパソコンはMacだったので、夫が使っているWindowsパソコンを借りて1度しかネット対応の模試はしていません。
調べてみると、購入したテキスト類や通信講座でネット版模試の提供はあるけれど、無償提供をしてくださるところはなさそうでした。
もし、独学で勉強していて不安になったり、ネット模試を確実に提供してくれて、完全フォローして欲しい場合は、通信講座に頼ることになります。
大手資格学校で、簿記に強いと言われているのは「資格の大原」でしょう。
最近、低価格でも人気があるのは「スタディング」ですね。
簿記3級のみ受講であれば、一括払いで3,850円(税込)で受講できます。
このお方の本や動画は例外!ネット試験もなんのその!
簿記系YouTuberで有名なふくしままさゆき先生のこの本は、ちょっとした入門書ではありますが、ネット試験対応のおまけはなしです。
電子書籍でしか出ていませんが、「ホントにゼロからの簿記3級」は人気があって、動画もわかりやすいと、受験者の方で見ている方は多いです。
Kindle Unlimitedで読むこともできますし、単体購入もできます。ふくしま先生の電子書籍だけで合格された方もいるぐらい。
動画と連動している部分や改正の都度加筆されるのでありがたいです。
ふくしま先生の動画は、非常にわかりやすく概要欄に練習問題も乗せてくれているので、理解できているかのチェックもできます。
受験生が誰しも悩む論点は、時間をかけてじっくり解説してくださっていて、実務に必要になる点もあわせて紹介してくれています。
今後はCBT方式へ変更する簿記検定。学習内容は変わらないけれどどうすりゃいい?

現在、簿記検定(2・3級を前提)は統一テスト(年3回)とCBT方式併用実施です。
先日、東京商工会議所が2023年実施分から2・3級はCBT方式でしか行わないと発表しました。
今後は、全国的な流れとして、統一テスト(ペーパースタイル)では行わないかもしれません。
変更理由は受験者増加とコロナ対策での会場確保の困難さ
最近の資格取得ブームの影響か、受験回数が多めの資格での受験者が増えています。
私には高校生の子供がいるのですが、英検もCBT受験を始めました。
会場確保で困っている資格は他にもありますが、簿記検定は難しいとはいえ、再就職や転職に有利なことから受験者が急増しています。
今までは、商工会議所がおさえた会場では入りきれない事態になり、CBT方式との併用が始まりました。
CBT方式は、その日に出す問題は統一していなくて、誰がどういう構成の問題にあたるかはわかりません。
そして、CBT方式で受験できるテストセンターが増えていますし、いつでも受験できるので、クラスター感染対応はできるし、試験にかかる人件費も抑えられるわけですね。
今後受験生はどうすりゃいいの?CBT方式ならではのメリットはある
勉強はテキストや問題集でしかできないのに、試験はパソコンって!
と怒る方はいるかもしれません。
勉強は基本は紙ベース(もしくは電子書籍)をじっくり読み込むことからスタートだと思います。
簿記は、基本となる言葉や理論を抑えておかなければ、一番基本になる仕訳問題すら解けません。
覚えたり理屈を理解するには大変かもしれませんが、CBT方式ならではのメリットはあります。
統一テストでは科目や金額を手書きする必要はありますが、CBT方式は「科目はプルダウン」、「数字はテンキー」なので、パソコン操作に慣れていると大変有利です。
受験者ごとに毎回違う問題が出るので、前回不合格になりまたCBT方式で受験する人は、苦手分野の見直しはしやすいし、対策が取りやすいと思います。
不合格になってから、すぐに再受験申し込みはできませんが、見直しなどをして「自信を持って受験できる」タイミングを見計らってから申し込めるのも、CBT方式の最大の良いところでしょう。
簿記検定の統一試験とCBT方式の合格価値は同じ。極度の緊張がなければ合格できる!

統一テストは、2022年11月が最終と言われていまして、ぼちぼちとCBT方式を受験する方が増えつつあります。
私が実際に初めての簿記検定でなおかつCBT方式で受験しましたが、極度の緊張と操作慣れをしていれば、合格はできたのではないかと思います。
SNSで合格した方が合格証書や点数スコアの画像を公開していますが、実際はかなりドキドキしながら受験されたのではないかと思います。
先日6月の統一試験の結果発表がありましたが、出題タイプが異なるだけで、難易度としてはあまり大きな差はなかったのではないかと思います。
今回はほとんどCBT方式の対応をしないまま受験したし、本当に受験したかった時期に家族が入院するなど受験日を延長したので、不合格になったとしても悔いなしです。
今度、いつ受験するかは決めていませんが、受験した時の記憶を思い出して、見直しとネット模試利用を十分してから再チャレンジします。
簿記を勉強しておくと、FP試験はもちろんですけれど、再就職などに有利となりますから、簿記の勉強をお勧めします。