こんにちは。ペン姉さん(@penpenwaker231)です。
私は小学生時代に習字を習い、そして今から3年前から「大人の習字」をやっています。
最初は京都のとある書道会で毛筆・硬筆を勉強し、相性の問題から「日本習字」の通信講座で現在指導をしていただいています。
硬筆はつい最近追加したので、まだまだ段位は取れずじまいですが、Twitterでの「朝活書写」で上手な方の方に、ふと気になるキーワードを見つけました。
「ペンの光」とは何?
と気になり始めた私。
気になっていることは、通信教育受講者では「どこが悪いのか?」ということは、前月号返却時にしかわからない。
つまり!
清書提出までの間に添削指導が受けられないのです。
私自身もペン字で「朝活書写」に参加していますが、なかなか納得のいく字が書けていないし、バランスが悪すぎる!
思い切って「ペンの光」を受講してみてもいいかもと、サイトを見てから、半年間受講する運びになりました。
では「ペンの光」について紹介していきますね。
「ペンの光」はがくぶんの「ボールペン習字講座」卒業生が多数。その理由は?

「ペンの光」は「日本ペン習字研究会」が発行している競書誌で、段級認定もしていただけます。
実は「日本ペン習字研究会」の大元はというと「がくぶん」という会社で、趣味などはもちろん「日ペンの美子ちゃん」で有名な「ボールペン習字講座」を運営しています。
がくぶんは多くの通信講座を開いていますが、ダントツ人気は「ボールペン習字講座」なんです。

他社でも「ボールペン習字講座」はありますが、群を抜いて人気があるのが、がくぶんの「ボールペン習字講座」です。
当然のことですが、こちらの講座とて指導期間が決まっています。
美文字をそのままキープするって大変で、いつのまにか崩れてしまいます。
そこで「日ペンの美子ちゃん」から卒業した方々が、同じ運営されている習字会の競書誌「ペンの光」で腕を磨き上げていくわけです。
日ペン受講者以外でも参加できるのが「ペンの光」のいいところ
私自身、現在(2022年6月現在)も日本習字で毛筆・硬筆ともに勉強していますが、硬筆コースを始めたのはつい最近。
まだまだ硬筆の腕は上手ではありません。
日本習字では添削指導を受けたくても、添削のみはありません。
「ペンの光」のいいところは、添削指導を受ける機会があることです。
通常での添削指導は書道会が認めている個人教室宛へ郵送。有料指導になります。
後で紹介しますが、スターターセット購入者は6回分の添削指導用紙が入っていて、購入費に添削指導代は入っています。
「ペンの光」は誰でも購読できて競書も参加自由です。
手本誌は1冊だけの購入でもよく、気に入れば1年間定期購読はできます。
「ペンの光」は見本誌のみ送ってもらうのもできますよ。
使用するペンは課題によるけれど自由。「ペンの光」の面白いところはこれ!
日本習字では、ペン字部を受講していれば、デスクペンや万年筆のみ使用になります。
ペンの光はというと、課題によりますが、自分の気に入っているペンでなおかつ黒インクであれば、制限はありません。
私は、以前からつけペンで書きたいと憧れがあったのと、デスクペンでは出ない「曲線」に心惹かれていたので、「ペンの光」での課題はつけペンで書いています。

早速「ペンの光」の見本誌を取り寄せ。そして受講開始!

さっそく「ペンの光」の公式サイトから、見本誌を送っていただき、内容を見てみました。
正直「私、書けるのかなぁ」と心配になるぐらい、達筆な文字ばかりで、ついていけるのか不安になりました。
「日ペンのボールペン字講座」から続けている方は絶対多いと見本誌で感じました
見本誌を手に取ってみてみると、お手本の難易度は段級で加減されているけれど、レベルが高いと思います。
清書を提出された方々の作品が掲載されていますが、みなさんの作品をみると、自分がいざ掲載されたとしても埋もれてしまうのではないかと感じました。
作品掲載がされるのは師範や特定の段位以上の方ばかりです。
本の後ろに昇段級認定で名前が掲載されますが、掲載人数の多さに驚きました。
おそらくボールペン習字講座では昇段級の認定はないので、講座終了後に「ペンの光」で続けている方は多いのではないかと思います。
「日ペンのボールペン習字講座」修了者が短期間で美文字に変わる秘密。1回20分練習がポイント。
有名な通信教育講座でも「ボールペン習字講座」はあります。
しかし、日ペンのボールペン習字講座が長年なくなることなく続けているのはなぜでしょう?
「1回20分の練習で十分OK」と保証する、受講生さんが確実に上達できるがくぶんでのメソッドが確立しているからです。
100年の歴史をもつからできることはあるし、どう教えていくことが美文字へと変化できるか日々先生方も研究されて、書き方の指導にあたっています。
受講生も1回20分の稽古、つまり1日20分の練習を6日間続けていくと確実に上達するのは、当然だと思います。
「ペンの光」スターターキットの存在!お得な特典ありで満足!
日ペンの美子ちゃんを始められる方は、テキストやDVDはもちろん他の会社ではない筆順辞典がセットに入っています。
受講時期によっては、万年筆が特典につく場合があります。(左利きの方は左利き対応の万年筆を用意してくださいます。
「ペンの光」ではどうでしょうか?
本のみの購入になりますが、1冊から購入の場合は900円(税・送料込み)で、定期購読は半年分5400円・1年分11700円(両方とも税・送料込み)です。
「ペンの光」は本のみ購入した場合は、規定用紙などは別に購入する必要があります。
使用するペンは自由ですが、「黒」のインク・墨を使うことだけが約束です。
添削を受けるのも受付できる先生が限られていますし、規定用紙もまとめ買いをした方がいい。

それなら、半年間本を定期的に送ってくれて、最低限必要なもの(規定用紙・添削券など)がセットされているスターターキット(9400円・税と送料込み価格)を利用するのがお得です!
スターターキットで気になったこと
私は、まず先に小学生が使うノートで練習をするタイプなのですが、規定用紙とノートのマス目と若干サイズが違います。

これは「ペンの光」での規定部で指定されている用紙です。

小学校時代からの練習のくせではありますが、実際の規定用紙で練習をすると、全体のバランスが整わない傾向が出てきます。
整わなくなると、意地になって規定用紙で練習をすることになります。
規定用紙で練習すると、スターターキットについていた冊数では半年間は持たないかと思います。
規定用紙をコピーして練習する方法を後日みつけたので、今は練習の時はコピー用紙分で練習しています。
スターターキットでの受講は6ヶ月間なのですが、途中で解除ができません。家庭事情や体調不良など止むを得ない事情が発生した時は必ず事務局に相談してくださいね。
用品購入はゆうちょ払いかクレジットカード決済
規定用紙はもちろん下敷きや日ペンがすすめるペンやインク、全て指定サイトで購入できます。
私は日本習字ではデスクペンで書いていますが、ペンの光ではつけペンを使って書いています。
理由としては、ペン先がしなるので、独特の線が出しやすいからです。
私がペンの光の為に買い足したのは、
- つけペン(ペン先と軸)
- インク(製図用インク。乾きが早い)
- 規定用紙1冊(10冊)
です。下敷きはスーパーの文具売り場でシリコン製のを購入しました。
注文は専用サイト・電話・FAXから受け付けです。
しかし、支払いがゆうちょの振込用紙かクレジットカード決済の2つのみ。
コンビニ払い(もしくはQRコード決済)ができないのがちょっと残念ですね。
段級認定はあるけれど、2ヶ月先でなければわからない
日本習字では段級で書いてもいい書体の指定はあります。
ペンの光はというと、規定部での書ける書体は届いてからでなければわかりません。
段級認定の結果は、提出してから2ヶ月後の紙面で発表されます。
初回を出して、2回目の提出時は級は分からない状態での提出なので、ペンの光の認定システムに馴染めるかが問題かと思います。
1からペン習字を勉強したい方は、がくぶんの「ボールペン習字講座」をおすすめ。卒業後に「ペンの光」へ進みましょう。

普段から達筆な方でも「やっぱり1から習ってみたい」という方は多く、コロナで引きこもり生活が続いたので「この機会に癖字を直したい」と考えた方が多いと聞きます。
全く初めての方は、将来「ペンの光」で段級認定を受けたいと考えているなら、ぜひがくぶんの「ボールペン習字講座」からのスタートをお勧めします。
「ボールペン習字講座」卒業後、「ペンの光」へうつると講座で習ったことがそのまま活用できます。
もちろん、私のように他の書道会を受講している人でも「ペンの光」でペン字を極めると、さらに硬筆の腕前が上がると思います。
他の書道会で受講している人は注意。書道会での独自書体がくずれる可能性あり
「ペンの光」を届けてもらって、競書に参加するのは構いません。
ただし、注意したいことはあります。
課題を書き写す「書写」なのですが、書道会によっては、若干書体の指導が異なることがあります。
日ペン(ペンの光)での書体は、癖がない標準的な書き方が使われていると思われます。
自分の書道会での作品を書く時に、「ペンの光」で指導を受けたことを反映させると注意される可能性があるので、お手本をよく見て書くようにはしましょうね。
「ペンの光」で自分のクセを見直すことになりそう。半年後の上達度が楽しみ。

最近は個人で教室を開いている方は多いものの、時間などの都合で通信教育で受講されている方は多いでしょう。
しかし、硬筆の勉強が十分受けられないとか添削指導が少ないと不満を持たれている方もいるはず。
「ペンの光」は通信教育でも添削は受けられるし、お試し的に利用できるスターターキットがあるので、気軽に受講しやすいです。
全く硬筆を始める方は「ボールペン習字講座」を先に受講して「ペンの光」に移るとよいでしょう。
私は、日本習字ですでにペン字を受講していますが、どうしても取れきれない「自分独自の癖」を取りたくて「ペンの光」を同時受講しています。
スターターキットでの受講ですから、半年後にどのような変化が起きているか楽しみです。
「ペンの光」が少し書写をかじっている人向きになりますが、この機会に「ボールペン習字講座」を受講してみるのもよいでしょう。
半年後にどのぐらい自分の字に変化が起きたか?
ぜひ、紹介したいと思います。