こんにちは。ペン姉さん(@penpenwaker231)です。
私ごとですが、母が突発的な病気で入院し、無事1週間で退院しました。
早めの対応など運がよかったとしかいいようがありません。
母は知人に保険会社の方がいたので、てっきり必要かなと思われる医療保険に加入していると思ったら、整理してみると入院・手術で請求できる保険が1つしかありませんでした。
意外と家族で「だれがどの保険に加入しているか」を知らないことや、保険加入時に説明されることも忘れていることが多いです。
保険金の払い出し条件は加入前に、保険会社の担当などから説明を受けます。話していなければおかしい話なんですよね。でも、受けた人は忘れてしまうものです。
一度、加入している生命保険について簡単ながらも解説しました。

せっかくかけている生命保険を使えるなら使う方がいいけれど、意外な落とし穴はあるので、気をつけておきたいことを紹介しましょうね。
請求したいけれど、かけている保険内容を理解していますか?

ひと昔の企業なら、生保レディーが職場に来て勧誘をしていた時代はありました。今は個人でネット経由で加入できるし、保険に関する相談窓口は増えました。
この頃は、ネット経由で加入するか保険関係の窓口や代理店で加入する方が増えています。
加入した当時はいい保険でも、今ではもう使い物にならない保険があります。ある時期に見直して元気なうちに、新たな条件がつく保険に入るのがいいけれど、放置している方もちらほらいるのです。
確かめてみよう。古い保険だと日帰り手術や支給日数が5日以上の条件あり
今は医療技術がよくなったので、日帰り手術や1日だけ入院でも請求できる保険が登場しています。
10年以上昔の保険のまま、何かの病気で入院した場合はどうなるでしょう?
自分や家族の生命保険(医療保険はもちろんがん保険など)で、一度はかけているけれど、最新版の保険に変えていないと、いざという時に保険金が降りないのです。
契約の責任開始日を忘れていませんか?
「契約の責任開始日」については、保険会社の担当者から、必ず説明を受けて担当者もしなければ契約できないとしています。
責任開始日とは、保険会社が契約上の責任(保険金などの支払いなど)を開始する日をさいいます。
保険契約責任開始日とは、
- 申し込み
- 告知
- 第一回保険料の支払いが完了
この3つが完了した日にさかのぼって責任が始まります。
一般的にがん保険は責任開始日から90日間(3ヶ月間)の免責期間があります。この期間中にがんが見つかり治療を受けた場合は、契約が無効になります。
退院後に保険会社に請求関連の書類を送ってもらう時に、証券番号などを保険会社は確認して、適用できるかは確認しています。
この方のケースでは、契約責任開始日前に病気で入院をして、第1回目の保険料支払いが完了していませんでした。
契約責任開始必要な3つの条件をクリアしていないと、基本的に保険金請求ができません。
医療保険などに加入せずに傷害保険ばかり入っていることも!
一度整理してみると、なぜか医療系に強い保険に加入していなくて、傷害保険ばかり入っていることもあります。
整理してみると、意外と要素が重複している保険に入っていて、もったいないことをしていたりします。
子供さんでは特に幼稚園・保育園で加入する傷害保険を卒園後も継続できるタイプがあって、さらに小学校以降に別の傷害保険に入っていて、3つ以上傷害保険をかけている場合も!
ご家族の性格で「あまりお金や保険の話はいや」という方はいます。でも、必要な保険に入っていなくて、重複してかけている保険ってお金がもったいないです。
入院や保険見直しで洗い出して、必要な保険と内容が古すぎる保険、かけすぎている保険と仕分けすることが大切です。
気をつけたいのは、新たに保険に入る時ですね。保険会社が指定する病気に一定期間かかったことがある場合は、加入を断れるか条件付きになることがあります。条件付きになると割高になるので、担当者によく話は聞いてください。
同時にこれも注意。
加入して責任開始日で保険が有効となっても、加入したてほやほやで何らかの疾患で入院した場合は、保険会社の判断で保険金払い出しがないことがあります。その時は、よく保険会社からの説明を受けてください。
保険金請求はどうして退院後でもいいの?きちんとした理由ありです

ご自身やご家族の生命保険で、請求できる保険があったとしても、資料取り寄せだけは別に入院中にしてもかまいません。
でも、病院に持っていってもすぐには書いてくれません。
入院した日数や病名が確定しないと診断書は書けない
保険会社に条件を確認して「出せませんよ」なら仕方ないのですが、請求できるのなら資料取り寄せはいいでしょう。
入院した日数と病名が確定しなければ、医師は所定の診断書を渡されても書けません。
退院してから請求手続きをしていいのは、入院日数と病名確定からで十分だから慌てる必要もないのです。
忘れちゃいけない。医師にお願いする診断書代金
保険会社へ提出する診断書代。みなさん、この金額にびっくりされる方は多いです。
かかりつけの病院では、まれに「診断書代金一覧」を張り出しているところもありますね。
過去に請求した経験がありますが、その時で7000円でした。
保険会社から補助費はないし、自費対応になります。それは仕方ないのですけれどね。最近一部の保険会社で、請求はしたけれど「支払い不可」と判断された時に診断書代を払い出ししてくれる保険会社もあります。
入院時はとにかく大変。保険金請求は落ち着いてからでも間に合います

家族や自分が入院している時は、「自分の病気は治るの?いつ退院できるの?」と思うばかり。残された家族は、お金や保険を管理していた人がいなくなると、大パニック状態です。
私自身が、実家の両親が突発的な病気で入院し、家事の手伝いに行きました。
家事はできたけれど、特にコロナ禍の今(執筆時点では2021年3月4日)病院は基本面会謝絶。
ガジェット操作が苦手な母とは一切会えず、ようやくテレフォンカードを渡してから連絡が取れて、ほっとしました。その期間の精神的負担は大きかったですね。
入院費用などお金で悩むことはあるけれど、退院の目処がついてから考えていいのだし、日頃からいつでも出せる余剰金はタンス預金として置いておくと安心かもしれませんよ。
ただしですね、入れておく場所は忘れないようしてくださいね。