こんにちは。ペン姉さん(@penpenwaker231)です。
大人からの書道を始めてから、今年(2021年)の4月で2年目に突入します。子供時代にならっていたとはいえ、かなりブランクがあったので、昇級段はなかなか大変。
途中で習っていた教室が、先生都合で閉じたので、書道の道ではメジャーの日本習字・漢字部(毛筆のみ)の通信教育で指導を受けています。
大人から始めようかとお考えの方は結構多いのですが、よく聞かれるのが「ペン字がいいの毛筆がいいの?それとも両方とも習うのがいいの?」です。
子供と大人では教えるポイントが変わるけれど、さて大人の場合は硬筆・毛筆を選択するのか両方習うか迷いますよね?
私は、さてどうしたでしょ?
では、私の経験に基づいた話から先生からお聞きしたお話とまとめましたので、どうぞ!
子供の場合は「書写」。大人の場合は「書道」。

子供の場合はまず持ち方から始まり、先生の字を元に写しとる「書写」になります。大人で習うのは「書道」。基本はもちろん芸術性を問われるようになります。
教室によって生徒さんへの指導方針は変わりますけれど、基礎を学ぶのは子供も大人も同じですが、硬筆と毛筆に求めるものは変わってきます。
毛筆は「書くことの全て」が含まれる基礎中の基礎
教室によって進め方や考え方は違いますが、毛筆は文字を書く上での全てのテクニックが含まれています。
横線・縦線・止め・払いの技術はもちろんマスターしていきます。筆圧で字の太さなどが変わることも毛筆ならではの楽しさでしょうか?
楷書体で習うのが最初になりますが、一番その人の技術がわかりやすく、基礎中の基礎です。慣れてくれば、行書体などの別の世帯を書くことを許してくださいます。
毛筆はとても不思議で、少しお稽古をサボると(風邪などでダウンした時は別)上達していたものが落ちてしまいがち。それほど、毛筆はその人の技術がわかりやすく、大人の場合は毛筆最優先の教室は多いです。
子供の場合は、技術のみでお手本どおりに書く「書写」になります。大人では初心者でも芸術性を見る「競書大会」への参加が認められます。
芸術性をも問われるのが、大人の「書道」ですね。
硬筆は「字の骨格」をしっかり身につけるのにOK!
大人では教室指定のペンかボールペンや万年筆で練習します。
毛筆と似ている部分はありますが、毛筆では見えにくい「字の骨格」を固めるのに相応しいものです。
文字の書き初めなどは毛筆で指導されるものと変わりません。しかし、筆圧などでは隠せない部分があからさまになるので、硬筆を勉強するのも悪くはなく、習っておくと毛筆に切り替えても上達度は早くなります。
上達度について
子供の時に硬筆・毛筆両方習っていた方でも、大人になるとどちらが得意かはわからない部分があります。職業で毛筆より硬筆(ボールペンや万年筆)の使用度が高いと、毛筆が苦手になっているケースも。
私自身は大人になってから毛筆の上達度がよくて、今は時間の都合で毛筆のみ勉強しています。
上達には個人差があって、どちらも勉強していても、上達度は違うというケースはよくあるので、知り合いやSNSで知り合われた方の上達度で落ち込むことはありませんよ。
できれば硬筆・毛筆とも勉強がベスト!でも大人ならではの事情で判断を

「大人からの書道って何をどうすればいいの?」とますます悩みますよね?
大人の場合は、すでにご自身の書くときのクセがあるので、クセを取るような感覚で始められるとよいと思います。
でも、毛筆と硬筆の性格の上、本当は両方とも習えるのなら習った方がベストです。その代わりに大人になればわかる事情があるのです。
教室や習い方でのお月謝が違う!
今私が利用している日本習字の場合は、毛筆をメインに指導をしています。教室で通う場合と通信教育部では金額が異なるのかと思いますが、通信教育部では始める時期で料金が変わります。
私の場合だと年一括払いで132,00円(税込)で、道具は自分で用意です。ペン字(硬筆)を習いたい場合は別料金になります。(習い始める月で料金に若干変更あり)
硬筆も毛筆も指導するという教室では、ますますばらつきがあって、私が最初に習い直しで通った教室は両方でも10,000円でした。
通う回数と通信教育かも大人の悩むところ
実教室なら先生と相談して、週1で毎週通うのかなどはありますよね。
通信教育をしている書道会では、毎週の添削と段級位認定をしているところがあれば、添削なしで月末に作品提出で段級位を認定する教室はあります。
大人だと会社やフリーランスワーク・子育て中の忙しい方など、家庭事情や働き方が異なるので、悩みますよね?
毛筆だけでいいのか硬筆だけか?両方習いたいかでも、週1で習えるのかやマイペースの通信教育で学ぶかで更に悩みますが結局はどうすればいいのでしょうか?
毛筆だけ習っておいても大丈夫!ご自身のペースで初めてみよう!

文字を習うのには、本当は「毛筆」だけでも十分なのです。現代の事情から硬筆もとなったわけですが、昔の人はどうしていたのでしょうか?
昔の人は「墨文化」だったのですから、まず毛筆だけまず初めてみて、続けられそうなら硬筆も習うというスタイルがいいと思います。
段級認定があればいいかもしれませんが、SNSで作品を公開したときにたまにいたずらをされて落ち込むことはあります。

中には意地悪な人はいますが、気にしないことです。
書道でしかも筆で書けるって、素敵なことです。本当は硬筆も習えるといいけれど、大人ならではの事情もあるので、基本となる書道からスタートしてみましょう。