こんにちは。ぺん姉さん(@penpenwaker231)です。
去年(2019年)の今頃までは、ライターとして活動してきたのですが、持病悪化とライターに対する考え方から、休業を決めて、今はブロガーとして活動しています。
SNSは情報収集や宣伝などで利用しつつ、交流の場所としても利用しています。
さて、コロナ禍が始まってから一時ライター志願者が増えて、今はクラウドソーシングの案件に対して大勢の利用者が応募や提案を出していると聞いています。
私もまだ大手クラウドソーシングサービスに在籍したままにしているので、実際の様子をみて、驚いています。
しかし、SNS上では「ライターが足りない」という声が出ています。
実際のところはどうなのかを調べてみて、考察としてまとめました。
欲しいのは「即戦力として使えるライター」って意味?

編集をされている方や、編集長の方、ディレクション(ライターの取りまとめ役)の方々のお話を総合してみると、「ライターが足りない」というのは、「即戦力として有能で使えるライター」という意味ではないかともいえます。
疫病下で、仕事をなくした方や収入が減った方で、以前からフリーランスとして働きたいと考えていた方は準備していたと思います。
さまざまな情報番組や雑誌でフリーランスの仕事が紹介されていたので、事前準備していた可能性はあります。
即戦力でということなら、どのようなことができる人でしょうか?
出版社や大手サイトで働いていた方が専属契約をやめてフリーになられた方
今、SNSで人の動きはみていますが、出版社や大手サイトで専属で採用されていた方がフリーに転向するケースは増えています。
編集をされている方も独立したり、別の大手サイトや出版社に移籍するケースも目立ちます。
契約年数は聞かれるはずですが、どういう出版社やサイトと専属契約を組んでいたかで、テストライティングなし採用はあります。
私自身も大手サイトで書いていた実績から、テストライティングなしで契約に至ったことがあります。
ブロガー界隈で人気がある人に声をかけるケースあり
ブログだけで稼いでいる方もいらして、私も何人かお名前は知っている方はいます。ブログの実績から「もしよければ、我が社で執筆をお願いできますか?」と声がかかるケースはあります。
かなり有名になっているブロガーさんは、ブログ運営で何が大切かをよく知っています。
自社サイトの検索率をあげる術やSEO対策に詳しいので、ブログ内容から声かけするケースは多いです。
現役ライターさんでも、自分の売り込みのために、WordPressや無料サービスブログ(はてなブログやアメブロあたりで)で、雑記ブログなどを立ち上げている方は多いです。
過去に、私もお問い合わせをいただいたことがありますが、話し合いの末に断念したケースはあります。
仕事はたくさんある。減りはしないけれど条件面などで問題があるケースも

WEBライターの仕事は調べてみると、多くあって、大手有名サイトや出版社サイトで定期的募集をかけている場合があります。
クラウドソーシングサービスでも、もちろんお仕事はたくさんあります。よく調べてみると条件のいい仕事で、自分が書けると自信をもって言える募集は見つかります。
なのに、「ライターが足りない」と出ます。
以前は「仕事が減る」論がありましたけれど、仕事は多く出ています。

仕事は探せばたくさんあるのにどうして「足りない」「減る」が出てくるのでしょうか?
需要と供給のバランス問題
今まで安定して稼いでいたライターさんでも、人生の中で転換期が訪れて、ライター業から離れていく方がいます。私もその一人です。
逆に別の職種から転向した方や副業であまり表には出てこなかったライターさんが、本業に切り替えることもあったりと、新規参入ライターさんは増えています。
古くから継続して稼いでいるライターさんで安定している方でも、今の経済事情からYouTubeの配信や電子書籍出版と幅を広げつつあります。
逆に、サイト運営者・有名サイト・出版社運営サイト側は、もっと自社サイトの知名度やPV数と検索順位をあげたいので、検索対策にすぐれているライターさんが欲しいのです。
でも、予算の都合や作業をお願いする範囲で、ライターさんにどれぐらいの報酬で依頼するかの問題が出てきます。
有名なライターさんやベテランライターさんとなれば、細かく条件を出すので、商談成立しない場合もあれば、折り合いをつけて無事成立し、執筆開始となります。
いきなり無名のライターさんや経歴をみて「これは初心者ライターさんだ」とわかる人は、どうしてもお断りをすぐ出すか、テストライティング(報酬あり)をしてみて検討するかです。
「このサイトで書いてみたい!」というライターさんの熱意だけでは難しく、ある程度の実力があるライターさんが見つからないことと、「こういうライターさんが欲しいのに」ともやもやするサイト側との折り合いがうまくつかないのも問題の一つです。
ライター側の意見として。作業範囲と報酬面などの問題
これよく聞く話なのですが、
- 書くだけか構成から入稿までか
- 専門性が必要なら有資格者でないと採用されないと言われた
- 文字単価の問題(まれにかなり低い単価で少数第2位で設定されているかも)
- 契約書の取り交わしがなくて納品したのに支払いがなかった経験あり
などの問題で、かなり慎重になられる方はいらっしゃいます。
クラウドソーシングサービスでは、未払い問題があれば、ある条件が揃えることで支払いが行われますけれど、SNS経由などで依頼を受けた場合に、食い違いがおきて問題につながることはあります。
ライター側は「事業主」という考え方なのですが、発注者側の一部の方に法律フル無視をされる方がいるので、泣き寝入りになる方はいるのです。
経験を積み重ねていくと、依頼者側の条件提示は慣れていくけれど、経験が浅いとどうしても見抜けなくて、受けてから後悔して途中で契約解除になります。
ライターと発注者さんといい関係になれるように。実績と信用を積むこと!

「ライター不足」と言われますが、実際は実績や信用度がまだまだ不足の新米ライターさんが多くて、育成が追いついていないのが現状です。
そして、今はネットで情報を仕入れる人が増えていますので、有名サイトがどんどん埋もれやすい状況なので、いいライターさんを採用したくなります。
まずは、ライターさんが実績と信用度を高めるように、無理しない程度に依頼をいただいてお仕事をして、経験値をあげていくことが大切です。
「実績をあげる」ことは経験値を積むことと連動しているので、むちゃな依頼がきてもお断りできる判断がしやすいともいえます。
残念なことに、ライターとして有名になりたいとあせる人の気持ちをつくように悪質な商売も横行しています。オンラインサロンやセミナーは特に要注意です。
実績と信用度は時間をかけて育てるもの。慌てずゆっくりでいいので、「あの記事にはこの人」と指名されるぐらいの素敵なライターさんになってくださいね。