こんにちは。ペンペン(@penpenwaker231)です。
先日、Twitterで今年中学受験をさせる予定のお母さんが、1月請求分の塾代を写真付きで公開しました。
「中学受験生の1月塾代です。ご査収ください。」で検索すると、すでに拡散されているはずなので、現物をみることはできます。
※ご本人さんに掲載にあたり許可が取れなかった為、実際の写真は記載いたしません。
私は持病要領の為に、地元に戻り住んでいます。私は大阪在住組ですが、地元の中学や高校を見て「できれば中学受験をさせて、私立校でまともな教育を受けさせたい」と考えて、0歳児から大学までの教育費の予測をたてて、貯蓄してきました。
地元の中学はすでに荒れ果てていて、まともに勉強が行われていないのも、情報が入ってきていたので、小4から中学受験専門塾には入れました。
でも、先日バズったツイートの写真を見て、腑に落ちない点はありました。それでも、中学受験をさせるにはどうしても塾の力は多少必要でどこまでお金を出せるかという問題になります。
将来の教育費について、中学受験をお考えのあなたに、考えていただきたい点を紹介します。
明細の詳細をよくみると不思議に思われる部分あり
写真公開はしませんが、ツイ主さんが公開した明細の内訳は、
でした。
我が家は7年前(子供小4)から、中学受験対応塾に入塾したのですが、これほど小6生の時に取られたかと考えこみました。
まだ、明細など参考資料が残っていないか探した結果、小6の時の引き落とし口座の通帳が出てきたので、数字を拾い出しました。
同じ1月分の詳細な明細はなかったのですが、この方と同じタイミングで引き落としが行われた金は、冬期講習会(通常授業料込み)で約15万円でした。
え?同じ中学受験対応なのに、どうしてそんなに差が出るの?
有名中学受験専門塾ではなく、中学受験対応可能塾というのもあります。他にもかなり差が出る要素はありますね。
受講科目や指導形態・志望校クラスで金額が変わる
ツイートに対して、「あ、私の子供と同じ塾かも」と書き込んでいる方を見かけました。
明細をよくみると、集団クラスで受講していることははっきりわかったのですが、冬期講習代が高いなぁと感じました。
請求時期も1月にしては高いので、関東方面の方かなぁと見受けられました。
それは別として。
指導形態(集団か個別)、志望校クラスが大きく授業料や講習会費用に反映されます。集団クラスで有名塾に通う子供さんなら、あのぐらいの金額を請求されても不思議ではありません。
我が家は、私が高校受験時にお世話になった塾が「中学受験にも対応しています」という触れ込みで、見学させていただいて、自分が通っていた時と変わらない指導方針だったので、その塾を選びました。
我が子の場合は、志望校が基本3教科受験で、理科が得意だったので「国・数・理」で受講しています。
大手塾だと4教科受講が基本ですから、冬期講習費用は高くなるのは当然です。
関東方面の有名中高は名前はよく聞きますが、かなり激戦ですので、直前勉強会費が徴収されて、受検日や大晦日・正月返上で勉強会が行われます。
塾は学校ではないので、サービス行為として徴収されるのは仕方のないところです。
結局、中学受験をするのに総額どれぐらいいるの?

一番気になるのは「結局中学受験をさせるのにどれぐらいいるの?」ですよね?
中学受験は、特殊受験で「小学生の知識で中学・高校レベルの問題を解く」のが前提なので、自学では難しいところがあります。
だから、中学受験専門塾や我が家のように「中学受験対応可能塾」の力に頼るしかありません。算数を試しに私や夫が解いたことがありますが、「数学で解く方が楽!」な問題があります。
指導になれた先生にお願いしなければいけないのですが、偏差値が高く難易度が高い学校に入学させたいという考えなら、1学年で100万円は出ていくかもと考えておくのがベストです。
特に小6の受験直前時期になると、先生から「すみません。コマ数を増やしたいのですが」と集団でも個別でも打診があれば、断れないのが人の心ですから、貯金を切り崩すことにはなります。
どこの塾に通い、どういう学校を目指すか、受験科目はなどを考えていても、塾で予算オーバーはしてしまいます。
予算オーバーしても、結果に繋がらなければどうでしょうか?
親がどれだけ望むか?子供さんの気持ちとやり方次第でどんどん変わる費用

コマ数を増やしたいと打診が会った時は、加算金額として20万円の見積もりがきました。
一瞬、頭が真っ白になりましたが、悩んでいる私に気づいて「援助しようか?」と言ってくれたのは、実家の父でした。
20万円なら、歴年贈与(年間110万円)の範囲内で、一筆書いてもらうだけで乗り越えられると思いましたが、双方の実家から申し出があっても、断っていました。
子供が赤ちゃん時代から貯めていた貯金と子供手当を貯めておく口座を作っていたので、実家からの援助なしでいけました。
文科省も認めている精度で、教育費の一括贈与精度でおじいちゃん・おばあちゃんからの支援は受けれますが、制限がたくさんあります。中学受験時だけ支援して欲しいのか、大学入学まで支援を受けたいのか、はっきりしないまま、この制度を使うのはお勧めしません。
最近は、コロナの影響で通塾すら難しいご家庭が増えているとも聞きますね。支払いが難しいと退塾しかないのですが、場合によっては、在籍月数次第では、そのまま在籍を認めるケースはあります。
どこまでもこだわり続ければ、通塾開始時から通算すると、合計1000万円はかかるのではないかと思います。
我が家は、小4から始めたことや途中でいじめ問題で講習会などを増減した関係もあり、昨日計算したところ、3年間で約100万円で済んでいました。
ここで小話。ライター時代に書いたけれど信じてもらえなかった我が家の事情
実は、この塾費用について、大手金融系サイトで中学受験費用を書かせていただいたことがあります。同じように3年間の費用を書いたのですが、編集長が「これはあり得ない!」と怒ってきたことがあります。
編集長ご自身は東京在住で、中学受験歴あり。私は「大阪の小さな塾通いでしたからね」とお伝えしたのですが、かなりお叱りを受けた経験があります。
関東と関西でも、通わせ方などで違いがあるので、真実でも信じてもらえないというのは、いやなだなぁと思いましたね。
中学受験が終わってもお金は出ていく。通塾中から教育費の貯め方などは考えておこう

もう、頭が痛くなりそうな話でしたね。お疲れ様でした。
中学受験で無事子供さんの志望校に合格できたとしましょう。
その後のお金のことは考えていますか?すぐに入学金や寄付金の納付、制定品の購入など、どんどんお金は飛びます。
私立中学に入れば、義務教育でも授業料を払わなければいけません。払わなければ退学です。
さらに、授業料の減免制度は高校からなので、中学3年間でどんどんお金は飛びます。中学受験に成功したとしても、合格以降は子供さんがどう将来を考えるかで、進路変更も起きます。
どう変わるかはわからないので、中学受験でお金を吹き飛ばして、後がないということがないように、中学受験が終わってからも、ずっと教育費については考えて、貯め方を考えていきましょう。
ちなみに、FPさんで人気があるキャッシュフロー表作成ツールがあるのですが、個人でも使えますので、時々お金の使い道を考える上でも使ってみてください。
私も年に1度、使わせていただいています。
個人プランでなら無料でお使いいただけます。子供さんの為にとお金をかかるのはいいのですが、どのぐらい必要なのかを予測することは大切です。
こういうツールを使うと一番わかりやすいので、ぜひ使って検討してみてくださいね。