こんにちは。ペンペン(@penpenwaker231)です。
今までお世話になっていた教室からの移籍となりました。4月からは書道の指導では大手と言われる「日本習字」の通信教育部・漢字部で勉強することになり、今日(2020年3月20日)、関連書類が届きました。
今までと違うのは、硬筆などがオプション的な位置になるので、毛筆・漢字のみに専念できることでしょう。提出も1回きりになり、日頃からの練習が重要にはなりますけれど、お手本の内容が素晴らしいので(お見せできないのが残念)、提出期間までの練習で不安になることは少ないでしょう。
私は幼稚園・年長から小学校卒業まで習いましたので、経験者としての位置付けになりますが、書道を再開させてみて、書道で「いいところ」と「嫌なところ」は見てきました。
習い事には、「嫌な面」はあるしネガティブ面は知っておいた方が、これから始めるにあたってはいいかなと思いますので、見てみましょう。
書道を習っていていいところ

子供時代、しかも幼稚園・年長さんで教室に入ったなら、どんな子でも正座で字を書くなんてたまったもんじゃないと思います。
最近の教室ではテーブルと椅子を用意して書く教室はありますが、必ず注意されるのは「背筋を伸ばして書く」ことですね。
書く時の姿勢から厳しくしつけられるので(年齢によって加減はしてくれます)、子供さんにはしつけになるし、大人なら猫背矯正になると思います。
では、他にどういう面で「書道をやっていていいなぁ」と思うのでしょうか?
礼儀正しい人が圧倒的に多い
これは本当!礼儀正しい人が圧倒的に多いです。小さい時から習っている方は、習い始めた時から礼儀作法について自然と教わるからだと思います。
小さい時だと、いたずらをして先生に厳しく叱られることは多いです(笑)私も毛筆を習い始めた時に教室でいたずらをして、先生に叱られたものです。
でも、頭ごなしに怒る先生ではなかったので「なんでそんなことをしたの?」と理由を聞いてから、どうしてそういうことをしてはいけないかを教えてくださいました。
かといって、大人から書道に興味を持って習われる方はというと、とても大人として尊敬できる方は多いし、子供時代に諸事情で習えなかった人が習うせいか、とても謙虚な方が多いです。
作品に対してけなすことはほとんどない
絵画などで時々作品を貶したりして、嫌な思いをさせる人はいますが、書道はあまり自分以外の人の作品をけなすことは少ないです。
実際に、なんらかの書道展でライバル視している人の作品が素晴らしく、賞を取った時にこっそりとけなしていく人はいます。残念なことです。
昔から思うのですけれど、上手な人の作品は誰が見ても文句のつけようがありません。もし作品展で妨害行為などをすれば、書道の世界にはいられなくなります。
美しい文字には、書いた方の精神面や技術力の高さが現れているので、何をどうだということはできないわけです。そして、「自分も自分の個性を生かした美しい文字の作品を発表したい」と思うのです。
ということで、人の作品をけなせば自分に対してしっぺ返しがくるので、絶対に素晴らしい作品やまだまだ勉強中の人の作品に対しては、文句やけなす行為はありません。
あったとしても、無視するだけです。
SNSでの交流が盛ん!Instagramは作品の宝庫
SNSでの交流は盛んで、特にInstagramでの交流は盛んです。TwitterやFacebookでの交流はあるものの、個人の作品を紹介するならInstagramが一番よくて、作品展に参加する作品や書道アート、水墨画と多岐に渡ります。
私自身、インスタグラムに書道専用アカウントを作って、書道をされている方と交流しています。
大人から習い直しを始めて、最初に書いた作品をポストした時は、反響が大きくてびっくりしました。フォロワーさんがちょくちょく増え始めた時に、皆さんのプロフを拝見した時、びっくりするばかりでした。
師範代で教室をお持ちの方や、パステルアートと合わせて書道アートをされている方、命名書や賞状の筆耕士さんと、素晴らしい経歴の方ばかりで、少しドキドキしました。
しかし、皆さん気さくで、アドバイスをしていただいたりして、同じ書道を楽しむ人間として、仲良くしていただいています。
海外からのフォロワーさんもいらっしゃって、アメリカ・ロサンゼルスで水墨画を書いていらっしゃる方も作品を公開されています。他にはドイツやイタリアなど書道関連で繋がることが多いので、翻訳が大変です。
水墨画のクオリティの高さには驚くばかりですけれど、国際交流ができて、Instagramでの書道交流を始めてよかったなぁと思います。
書道で嫌だなぁと思うところ

習っていて困ることは、たまにあります。対面式で子供ちゃんと同じだと墨で服を汚されることがあるけれど、通信制になると添削・認定がどういうシステムで行われているかといったところでしょう。
でも、教室や通信教育関係なしで、教室内外で嫌だなぁと思いことはあります。
流派を変えた時に困ることはあるかも
私は、子供の時に通った教室がどこの流派かは知りません。ただし、昇段級試験の結果と手本がセットになった冊子で、自分の昇段級を知ることができました。
流派が違うと、教室や通信講座によるのかもしれませんが、添削が厳しくて辛くなってしまうことがあります。昇段級について「そんなの気にしなくていい」と自由奔放にしている教室はあります。しかし、昇段級試験を行うと入会前に説明がありながら、なかなか昇段級をさせない教室はあります。
基準がわからない時は、一度教室に問い合わせをしてみるといいでしょう。
教室によっては、別の流派からの入会者の場合は、初めてのお稽古の時や検定の時に、過去に通った教室の直近の検定作品とセットで再認定してくれる教室はあります。指導法でもめて、退会しても習い直す時には、過去作品は再認定に必要なので保管しておくとよいですよ。
意地悪な人や困った人に絡まれた時は無視か相談を!
どこにでもいるのかもしれません。先生なのに、まともな指導をしない方や作品に対して酷評をして嫌な気分にさせる人っているんですよね。
教室でなら、一度先生とお話をしてみて納得ができないのであれば、思い切って教室をやめた方が、精神面でよいかと思います。
退会する時にお月謝を払い終えている場合は、金額や教室が定める規定によりますが、かなりの高額でなければ返金を求めなくてよいですよ。(よけいにこじれて裁判になりかねません)
SNS上の場合は、酷評に対しては無視してブロックでいいです。作品をTwitterで発表している場合の酷評への対応は、「相手にしないこと」です。その方をミュートにしておくか、あまりにもひどい場合は、通報をしてください。
まとめとして
最近は、書道を応用した「花文字」「書道アート」など、堅苦しくない書道教室が大人向けで開かれているので、そこから楽しんでよいかと思います。
子供さんなら、「字を習う」点から書道教室でお習字を習うのがよいです。
有名な教室だと高額な習い事にはなりますけれど、こじんまりとした教室や、昔から有名でしっかりとした指導体系がと整った流派であれば、嫌な思いをせずに楽しめます。
独学で素晴らしい作品を書かれている方はいらっしゃるので、私も負けずに4月から新たな場所で書道を続けていきます。